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トラック運転手はあおり運転の被害に遭いやすい!?実態と対策まとめ

トラック運転手にとって怖いのは「あおり運転」です。

細心の注意を払って運転をしていても、被害に遭うこともあります。あおり運転により事故に遭ってしまうと、業務に差し支えてしまうと同時に、あなただけでなく会社の評判にまで影響を与えてしまいます。

この記事ではトラック運転手のあおり運転の実情と被害に遭わないための対策を紹介します。

トラック運転手の7割があおり運転の被害に遭っていた!?

物流企画サポート株式会社が行った、18歳以上のトラック運転手を対象としたアンケート調査によると、71%の人があおり運転の被害に遭ったことがあると回答したそうです。

※参考:ブルル調べ(https://www.atpress.ne.jp/news/157967)

トラックドライバーではない人を対象とした調査でも、被害に遭ったことがある人は80%以上。

また、40代以上の男性に関しては「あおり運転をしたことがある」と告白する人が61.5%も!

どれだけ気を付けていても、あおり運転のリスクがあるというのが実情と言えるでしょう。

※参考:パナソニック調べ(https://panasonic.jp/car/navi/special/drivechosa2020/)

どんな運転が対象?あおり運転とは?

そもそもあおり運転とはどのような運転のこと指しているのでしょうか?

具体例を確認してみましょう。

上記のように、一歩間違えば事故につながってしまう運転が「あおり運転」と呼ばれます。距離を詰めたり威圧感を与えることで、精神的苦痛を与えるため、極めて悪質な行為です。

ニュースになった例では、「相手を停車させて暴言を吐く」「殴る」といった行為も該当しています。

近年摘発が強化されている

2017年の東名高速道路でのあおり運転、そして被害者の死傷事故にまで発展した事件を受け、一斉に取り締まりが強化されるようになりました。今までは車間距離を詰めることに対しての厳罰を義務付けていましたが、「車から降ろす」「暴行を加える」こともあおり運転とされ、厳しく罰せられるようになったのです。

また、警察の取り締まりが厳しくなっただけでなく、ニュース報道などを受け、運転手側もあおり運転に対する意識が強くなりました。ドライブレコーダーを車に搭載するようになり、証拠として残せるよになったのも摘発が増えた原因のひとつです。

あおり運転を受けた人の車にドライブレコーダーが付いていなくても、周囲で走っている車の撮影した動画から摘発されるケースも少なくありません。

罰則について

あおり運転で受ける罰則は以下のとおりです。

車間距離を詰める・挑発する

一般道

高速道路

※道路交通法26条第1項違反

わざと急ブレーキを踏む

※道路交通法24条違反

進路変更をして妨害する

※道路交通法26条第2項違反

必要ないクラクションを鳴らす

※道路交通法54条第2項違反

必要ないハイビームを点灯する

※道路交通法52条第2項違反

※参考:埼玉県警察交通違反の点数・反則金等の一覧表(https://www.police.pref.saitama.lg.jp/f0120/menkyo/tensu-hyou-itiran-2.html)

※参考:法務省道路交通法(http://www.moj.go.jp/content/001226848.pdf)

2020年3月時点では、あおり運転の処分を厳しくするための改正案を閣議決定される見通しです。

具体的には、以下の内容です。

まだ決定されていないため、上記の罰則を受けることはありませんが、あおり運転が悪質であることが分かります。

※参照:レスポンス 「あおり運転」を処罰する法案を創設へ(https://response.jp/article/2020/03/04/332293.html)

あおり運転をされないために

これからトラックを運転するのであれば、あおり運転の被害に遭わないためにいくつかのポイントを押さえておきましょう。

あおり運転をされたドライバーの中には、無意識的に上記の行動をしてしまったというケースがあるようです。

しかし、ドライバーの半数近くは、原因がわからないというケースが多いようです。あおり運転をしてしまった人の意見を見てみると、その理由が分かるかもしれません。

個人的な理由でイライラしてあおり運転をしているケースと、周囲の車とは違う動きをしているためイライラしてしまったというケースがあるようです。

周りの状況に合わせて走行するのが大切と言えますね。

あおり運転にあったらどう対応するか

あおり運転にあってしまった場合の対処法も知っておくと便利です。

相手の挑発に乗らず、冷静に対応しましょう。ときには、停車を求められても応じず進路を変えて逃げることも大事です。

また、停車させられた場合でも、窓を開けたりドアを開けて暴力を振るわれないように自分を守ることも大切です。ドライブレコーダーを取り付けているトラックなら、あおり運転をされた後に警察へ相談し、録画記録の再生をしてもらいましょう。

ドライブレコーダーを搭載していない車の場合は、警察に相談することで周囲の車の映像を確認して相手を特定してくれることも。どれだけ頭にきても、絶対にあおり返さないことが重要です。

相手は個人的な理由で煽っていることもあります。あおり返してあなたまでも加害者になってしまわないように気を付けましょう。

トラック運転手になりたい人はあおり運転をされない走行を心がけてみよう

あおり運転の摘発が増えているため、トラックを運転している人が煽られることは減っていくかもしれません。

しかし、ゼロになるとは言い切れないので、走行のマナーを見直しておくことが大切です。これから転職や就職で運転手になりたいのであれば、今の運転を改めてチェックしてみましょう。

トラックは目線が高いので、普通車に威圧感を与えることもあるようです。車間距離を広めにとるクセをつけたり追い越し車線を多用する運転をしないようにしたりと今からできることもたくさんあるので、まずはできることから始めてみるのが大切です

また、実際にトラックを運転している人の口コミを見て、あおり運転の対処法を学ぶのも良いかもしれません。このサイトでは、トラック運転手のリアルな口コミも紹介しています。あわせてチェックしてみてくださいね。

取材協力

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NTSグループ・
株式会社キョウエイ

東京23区を取り囲むように配置した物流拠点(相模・府中・東久留米・所沢・戸田・浦安・船橋)による、独自の物流ネットワーク「東京包囲網」を有するNTSグループの一員。労働環境の改善に取り組み、ドライバーにとって働きやすい会社を目指している運送会社です。「家族主義」をモットーに、ドライバーひとりひとりの悩みや要望と向き合い、シフト調整や指導対応を組織全体で行っているのが特徴です。

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引用元HP:https://www.nts-group.co.jp/
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