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「体力的にきつい」「休めない」という運送業界の評判は本当?ルート配送ドライバーとして働いている方々からの評判を調査しました。
それこそ会社によって差はありますが、異業種からの転職が多い傾向となっています。それこそトラックドライバーというと、長距離ドライバーのイメージが強く、仕事がきついというブラックなイメージを持っている方がまだまだ多いですが、実際に働いてみると、勤務時間や休みもキチンとしていて、予想外だったとの声が多く聞かれます。
また、車の運転が得意ではないという方や、トラックの運転はしたことがないという方でも、会社によってはドライバーとしての研修や指導が行われています。それこそ個人差はありますが、一定の経験を積めば、ルート配送ドライバーとして成長することは難しくありません。実際、他業種からの転職者からも、そうした声が聞かれます。
もうひとつ大きな声として聞かれるのが「対人関係に悩まされずに済むのがいい」という内容です。もちろん配送ドライバーも荷物の配送先でのやりとりや、社内での人間関係というものは必要ですが、基本的には自分一人で行う仕事であり、仕事内容に人間関係が影響するということは少ない職種です。それこそ上司や同僚との軋轢でストレスがたまる、というようなことは、非常に起きにくいのです。
一方で、トラックドライバーと言えば「一匹狼で、近寄り難い」というイメージを持っている方も多いですが、実際に就職してから、仲間意識やフォロー精神があるドライバーも多いことが分かり、その先入観とのギャップに驚いた、という声もあります。
ひと口にルート配送ドライバーと言っても、その職場環境は様々です。ルート配送の業務を行う会社の中には、ドライバーに無理や過度な負担を強いたり、キチンとした体制を整えておらず、そのしわ寄せがドライバーにくるという会社も存在しています。
例えば、また少ない人員で仕事を回そうと、無理なスケジュールをドライバーに課し、守れなかった場合にはペナルティを与えるといった会社もいるようです。もちろん、そんな環境で働かされているドライバーから、いい評判など聞けるはずがありません。
配送ドライバーの仕事は車両の運転だけでなく、荷物の積み込みや出し入れなどもあります。倉庫の担当者がフォークリフトで荷物を運んでくれるケースもありますが、ドライバーが手作業で行うことがほとんどです。荷物の中にはかなりの重い物もあり、相当な腕力が必要となります。何度も積み下ろしをしていると、疲れてしまうかもしれません。
もちろん、荷物の積み込みや出し入れは1人で行わなければならず、荷物の量や配送先の数によっては想像以上に体力的負担がかかるでしょう。そのため、日ごろから運動不足の人からすると、「配送ドライバーの仕事はきつい…」と感じやすいかもしれません。
ルート配送は1日のうちに回る納品先が明確に決まっており、何らかの原因で配達に大幅な遅れが生じたとしても、こちらの都合で配達を翌日以降に持ち越すことはできません。そのため、予想外の遅れが発生した場合は、残業してでも全ての荷物を納品する必要があります。特に繁忙期は荷物の量も増えるため、スケジュール通りに仕事を進められないこともあります。
また、渋滞や悪天候時は車の流れが悪く、思ったように配送ができないこともあるでしょう。この場合は、出発前に交通情報を確認するなど、あらかじめ対策を講じておけば予期せぬトラブルを回避できます。
ルート配送は荷物の到着時間が定められていることがほとんどで、決まった時間に付けないと前後の時間帯に配送を担当するトラックに迷惑をかけてしまいます。そのため、ドライバーは常に時間に追われながら仕事をする必要があるのです。
1つの配送先へスムーズに荷物を届けられたからといって、この後に遅れが生じないとも限らないため、常に迅速な行動を実施しなければなりません。とはいえ、ルート配送は配送先の場所や数が決まっているため、短時間でスムーズに移動できる道順を覚えてしまえば、余裕を持った行動ができるようになります。
ルート配送は毎日同じ仕事をこなすため、単調さに飽きてしまうことがあります。働き始めは新鮮味をもって就業できるものの、日々同じ仕事をこなすことが嫌になり退職する人は少なくありません。単調な仕事でも楽しめる人には向いているものの、変化を求める人にはきつい仕事となるでしょう。
また、配送ドライバーは1人で運転するため、孤独な仕事と言えます。人とのコミュニケーションの機会が非常に少なく、退屈さを感じてしまう人もいるかもしれません。配送先の担当者や事務所のスタッフと話せる時間は極めて短いので、1人きりの時間が苦手な人にはきつい仕事でしょう。
トラックドライバーの仕事は朝市に荷物を届けるところからスタートするため、それまでに最初の納品先へ到着するよう出勤します。この時、朝の通勤ラッシュをはじめとした渋滞に巻き込まれないよう、少し早めの出発を心掛けているドライバーが多いのが現状です。
ルート配送の場合は、毎日決まった時間帯に同じルートを通るため、少しずつ交通量の多い曜日や渋滞しやすい場所が分かってきます。早起きの生活は慣れるまできついですが、習慣づいてしまえば出発時間を調整しやすくなるので、不特定の場所へ配送する仕事と比べると楽かもしれません。
トラックドライバーには顧客と仲良くなれるというメリットがある反面、まれにドライバーに対して横柄な態度をとる顧客がいるというデメリットも存在します。また、荷主とのなれ合いによって契約には無い指示内容を依頼されるケースもあり、困惑してしまうこともあるかもしれません。
このようなトラブルは感情的に解決するのではなく、会社と相談をしつつ冷静に対処していくのが大切です。会社によっては定期的に担当ルートを変更したり、ルート配送における詳細注意軸を書面として見える化しているところもあります。取引先とトラブルにならないよう、一線を引いた対応を心掛けるのもポイントです。
ルート配送は残業の少ない仕事だと言われているものの、そうでない場合もあります。これはドライバーの適正な仕事量を超過して労働を強いる悪質な会社があるためです。1日のうちに回れる配達先には限度があり、繁忙期などは多少残業が発生するのは仕方がないとはいえ、毎日のように長時間の残業が必要となる運行計画を作るのは適切ではありません。残業ありきの多大な仕事量を任されている場合、「きつい」「つらい」と感じるのは当たり前でしょう。
また、北海道から関東へ、大阪から九州へ、など長距離移動が必要となるドライバーの場合は、その分労働時間も長くなり身体的・心理的負担がかかりやすいそう。適度な休憩・休暇が必要な仕事です。
宅配は休日や祝日でも稼働しており、平日は学校や仕事で不在のため休日の配達を希望する人も少なくありません。ドライバーからすると家族や友人とのスケジュールを合わせるのが難しく、きつい・つらいと感じることがあるでしょう。また、お盆休みや年末年始といった長期休暇も例外ではなく、連休を取るのは難しい職場もあります。
ルート配送を請け負う会社は普段から複数のドライバーを交代で回しますが、これは予期せぬトラブルを回避するためであり、いつでも好きに休んで良いというわけではありません。特に、人手の足りていない会社は休みを取りづらいという声もあります。
都内にある運送会社に協力いただき、リアル配送ドライバーに取材してきました。「配送ドライバーはきついって聞くけど本当?」「どんなところがキツイ?」など、ガチな本音をインタビューしています。
うちの会社では、積み下ろしの作業が合理的かつ効率化されていて、ドライバーの負担が軽減されています。前職はあまりに忙しくて身体を壊してしまい退職したので、体力面の不安はありましたが、研修を受けて「これなら大丈夫だろう」と思えました。
セールスドライバーから配送ドライバーに転職したS.Oさんにインタビュー
配送担当を任される前は、私もドライバーとして働いていました。大手ドラッグストアチェーンへの配送を行っていましたが、それほどきついと感じたことはありません。商品の仕入れは事前に別のスタッフが行ってくれて、カゴ車にセットされているので、積み込みも楽でした。
積み降ろしにはカゴ車を使っているので、女性の私でも十分こなせるレベルです。ただ、やっぱり荷物の種類・量によって「重いな、ちょっとキツいな」と感じることもあります。ただ、これは私の意地みたいなものなんですが、誰かに手伝ってもらうのではなく、自分でやり切るようにしています。
渋滞に巻き込まれたり上手くぺース配分ができなかったりして、時間に追われるのはキツイですね。ベテランドライバーになると、道が混みやすい時間帯を把握して、それに合わせて上手く休憩を取ったりするそうですが、自分はまだその域には達していません。ただ、慣れれば上手く調整できそうですし、その点はルート配送のメリットだと思います。
うちの会社は、「ドライバー同士助け合う」というのが自然にできているので、勤務シフトや休みの調整で困ったり、きついと感じたりすることはないですね。子どもの行事だったり、急な予定ができたりしたときはフォローしてもらえるのでありがたいです。仕事終わりに雑談したり、お疲れと声をかけあったり、ドライバー同士の関係や会社の雰囲気がとてもいいと思います。
以前、いわゆるブラック企業に務めていたっていうのもあるんですが、配送ドライバーになってから「キツイ」と思ったことはないですね。勤務時間は基本8時間で、忙しい時期でもプラス2時間程度ですし、シフトや仕事量も結構柔軟に調整してくれます。給料も、仕事に見合った額はいただいていると思います。
配送ドライバーと平行してダンサー活動を続けています。配送ドライバーはシフトの融通が利きづらいといわれていますが、私の場合は配送ドライバー業務は準社員として、週2回か3回、8:30~18:00というシフトでやらせてもらっています。ほかの会社では、たぶん許さないかと…。
私のような新人の女性ドライバーに対しても、キチンと挨拶をしてくれたり、何か困ったことがあれば、すぐに助けの手を差し伸べてくれたり、人間関係にも恵まれていると思います
配送ドライバーとダンサーを掛け持ちするM.Yさんにインタビュー
トラックドライバーは一匹狼的なイメージがあり、社員同士で助け合う…みたいなイメージはありませんでした。ドライバーといえは男性、そして怖い…みたいなイメージを抱いていたのです。でも入社した会社は怖い人はぜんぜんいなくて。性別、年齢に関係なく和気あいあいと楽しく働ける職場でした。個ではなくチームで仕事ができていると感じています。
取材協力
NTSグループ・株式会社キョウエイ
「家族主義」をモットーとしており、ドライバーひとり一人の悩みや希望に対応するという方針を実践。例えば他業種からの転職者には、安全運転指導員によるトラックの同乗指導からはじまり、荷物の積み降ろしかなどの研修をしっかりと行います。
また、「希望休」「希望時間」制度があり、勤務時間のシフト調整に柔軟に対応。例えばお子さんの学校行事がある、育児や介護などの都合があるといった場合にも、可能な限り希望に沿うよう調整。配車担当からドライバーに至るまで、一丸となってフォローを行います。