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陸上自衛隊員から配送ドライバーに転身!(27歳・男性)

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陸上自衛隊員を経て、未経験から20代で配送ドライバーとなった T.Iさんへのインタビューをご紹介。配送ドライバーの仕事内容や「きつさ」「やりがい」などについて、語っていただきました。

T.Iさんのプロフィールと
インタビュー内容

T.Iさんプロフィール

27歳。前職は陸上自衛隊員。大宮駐屯地の普通連隊に約3年半所属。自衛隊という組織ならではの規律や集団行動、プライバシーの少なさに疲れを感じ、除隊後、未経験から20代で配送ドライバーに。

自衛隊を約3年半で除隊し、
配送ドライバーに挑戦

T.Iさんの画像

前職は陸上自衛隊員で大宮駐屯地の普通連隊という部隊に所属していました。普通連隊というのは簡単に言えば歩兵部隊です。迷彩色の戦闘服とヘルメット、頑丈なブーツなどで身を固め、自動小銃を持ってという訓練に日々明け暮れていました。

もちろん任務自体には誇りを感じていたのですが、自衛隊という組織ならではの規律、集団行動といったものに疲れてしまい、約3年半で除隊することを決めました。そんな折り、たまたま目にしたのが配送ドライバーの求人でした。自衛隊時代には所属する部隊が違ったので、大型トラックなどを運転した経験はありませんでしたが、車の運転自体は好きで、また仕事としてトラックを運転してみたいと思っていましたので、挑戦することにしました。

トラックの運転に
不安がなくなるまでフォロー

普通乗用車の運転経験はありましたが、トラックの運転は全く未経験でしたので、最初は2t車の運転からみっちり教えていただきました。キョウエイでは、安全運転指導員による同乗指導があり、不安なくトラックの運転ができるようになるまでフォローしてくれます。運転に不安を抱えたまま、業務に出されることはなかったので、未経験の私にはありがたかったですね。

もちろん、トラックへの商品積み降ろしの研修も行いました。特にカゴ車を使った積み降ろしは、ごく一般的な体力や腕力があれば十分こなせるレベルでしたが、商品は大事に扱わなければなりません。研修ではそういった商品を積み込むにあたっての注意や動作の基本も教えていただきました。

お客様に感謝されることの喜びを実感

今は大手パンメーカーさんのパン製品を、スーパーマーケットやコンビニエンスストアに配送する業務を担当しています。午前中に4件、午後に4件の1日8件というのが平均的な仕事量です。

この仕事をやっていて良かったと思えるのは、配送先の担当者さんから常に感謝いただけるという点。それこそ、この仕事を初めてそんなに間がないにもかかわらず、私の顔や名前まで覚えていてくださって、時にはお茶やお菓子まで振舞ってくださる程です。

実は自衛隊時代には、私の場合こうして外部の方との触れ合いを持つという経験が全くありませんでしたので、余計にそう感じるのかもしれません。災害救助に参加経験のある先輩隊員から、被災者の皆さんから感謝された経験を聞かされたことがありましたが、私は幸か不幸か、そうした災害救助に参加したことがありませんでした。でも、外部の方から感謝してもらえるというのは、こんなに嬉しいことなのだと、配送ドライバーになって分かるようになりました。

配送ドライバーの業務は、商品の積み降ろしもカゴ車や電動リフトなどを使うので、体力に自信がない方でも、コツさえつかめば誰でもこなせます。一方で、これは私の経験の浅さによるものですが、配送のペース配分や時間のやりくりが上手くできずに、時間に追われてしまう点がきついと感じることがありますね。それこそベテランの先輩ドライバーさん達は、この道路は何時頃になると混むといったことまで熟知していて、それに合せて上手に休憩を取ったりしていますが、自分はまだまだその域に達していません。

将来の目標を持てることが
励みになり、働く理由になる

現在の会社は明るく人柄のよい人が多いのが特色で、ドライバーや仕分け担当者、配車担当者という部署間の壁がないのもいいですね。

とりわけ誇らしいのは、ミスをしてしまった時に、そのことを責め立てるのではなく、どうしたら再発防止につながるかを考えるという文化がある点です。以前トラックへの積み込みの際、私が誤って商品をカゴ車ごとひっくり返してしまったことがありました。そんな時でも、頭ごなしに怒鳴られるのではなく、ここでは次に同じミスをしないようにはどうすべきかを、分かりやすく教えてくれたのです。思わず涙しそうになりました。

また、私が配送中、急に体調不良を起こしてしまった時も、同僚がすぐ駆けつけてくれたこともあり、ドライバー同士の結束が高いのも自慢できる点ですね。

これからの目標としては、配送ドライバーのリーダーになること。そして、ゆくゆくはマネージャーを目指していきたいと考えています。この会社では、長く続けられる環境や体制というのが整っていますので、そうした願望を持つことができ、それが日々の励みになっていますね。研修やカリキュラムが充実しているのも、恵まれていると感じます。

インタビューを終えて

自衛隊員から配送ドライバーに挑戦したT.Iさん。徹底した集団行動が求められる組織の一員から、一人で業務を担当するドライバーに転身したわけですが、組織で「助け合いやフォロー精神」がある今の会社が誇らしいと語ります。

将来的にはマネージャーになるという目標を持ち、日々業務に取り組むT.Iさんは、とてもよい笑顔をしていました。

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自衛官の転職事情

民間企業に比べて定年が早い

自衛官の業務は非常にハードで、体力・精神力が必要な職業です。そのため自衛官の退職時期は50歳半ばであり、一般的な民間企業よりも早くなっています。また任期制を採用している自衛官の場合は、20歳から30歳半ばぐらいに退職するようになっているようです。自衛官を続ける場合には、キャリアアップのための選抜試験や一般曹候補生等採用試験に合格しなければならず、任期満了後に自衛官をやめるのであれば民間の企業に就職しなければなりません。将来のことを考え、自分の希望に合わせたキャリアを判断することが大切です。

定年を待たず転職する人も多い

自衛官になったとしても、定年を待たずに転職を希望する人も多いのが現状です。それは休日出勤や長時間労働も多く、昇給するためには試験勉強も必須だからでしょう。プライベートの時間も制限されてしまう環境だけでなく、上下関係にも厳しい社会です。民間に勤務するよりも自由は制限されてしまい、そんな環境に耐えきれず退職したいと思ってしまうのでしょう。

自衛官の転職先に「配送ドライバー」がおすすめな理由

取得した免許をいかせる

自衛隊では多種多様な車両を操縦するスキルが求められるため、様々な車両の免許を取得できるように自動車訓練所が設置されています。たとえば陸上自衛隊に勤務するためには戦車を操縦するスキルが必要のため、大型特殊免許を取得しなければなりません。ただ大型特殊免許は自衛隊用自動者に限るという制限がかかっており、退職後に運転できるのは中型自動車までです。つまり退職し一般のトラックの場合、大型車は運転できないので注意しましょう。しかし自動車教習所で6時限の技能教習を受け、卒業検定に合格となれば簡単に制限を解除できます。

そのため自衛官を退職後、限定解除を行うことによって転職後に大型トラックも運転できる即戦力として働くことができるでしょう。大型トラックの免許を持っている方も少ないため、需要が高く、ドライバー業界では非常に求められる人材と言えます。

責任感と体力があり、会社が欲しい人材とマッチしている

自衛官は高い責任感を持っており、厳しい訓練を乗り越えた体力も備わっている人材が多いでしょう。トラック業界は徐々に改善されつつありますが、ハードな勤務状況なケースがほとんどです。不規則なスケジュールで、その中で責任を持って荷物を配送しなければなりません。そのため自衛官の責任感と体力を活かして勤務できる環境と言えます。

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東京23区を取り囲むように配置した物流拠点(相模・府中・東久留米・所沢・戸田・浦安・船橋)による、独自の物流ネットワーク「東京包囲網」を有するNTSグループの一員。労働環境の改善に取り組み、ドライバーにとって働きやすい会社を目指している運送会社です。「家族主義」をモットーに、ドライバーひとりひとりの悩みや要望と向き合い、シフト調整や指導対応を組織全体で行っているのが特徴です。

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