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鳶や大工などの派遣職を経て、未経験から30代で配送ドライバーとなったM.Yさんへのインタビューをご紹介。配送ドライバーの仕事内容や「きつさ」「やりがい」などについて、語っていただきました。
M.Yさんプロフィール
43歳、勤続13年。10代から20代にかけて、派遣として鳶、大工、解体屋、測量などの様々な仕事をしてきた。そんな中、NTSグループ・キョウエイの仕事を請け負ったのが縁で、未経験から30代で配送ドライバーに。5年間のドライバー経験を経て、現在は配車担当。
実は10代から20代にかけては、いろいろな職業を渡り歩くという、不安定な生活をしてしまっていました。その頃は仕事に縛られるのがとにかく嫌で、自分の自由な時間を確保することの方が大事だ、というような考えでいました。今思えば若気の至りですね。
仕事は例えば鳶職や工務店の大工、建築物の解体業者や測量などが多かったですね。逆に、トラックはもとより、仕事で車を運転するということはほぼありませんでした。
わがまま気ままに仕事を渡り歩いてきたのですが、30代にさしかかる頃になると、さすがにこのままではマズイのではないか、いつまでもこんな状態を続けられないのではないか、という心配が頭をよぎるようになっていきました。そんな折に、派遣としてNTSグループ・キョウエイの仕事をさせてもらうことになりました。内容は配送センター内での商品仕分けで、トラックの運転ではありませんでしたが、担当だったマネージャーさんが、なぜか私のことを気に入って目をかけてくださって、配送ドライバーとして採用してくださったんです。トラック運転の経験は全くありませんでしたが、ちょうどよい機会でしたし、当時は人と接することが得意ではなかったので向いているのではと思う気持ちもあって、配送ドライバーになることを決断しました。
研修を終えて最初に担当したのは、大手塗料メーカーの製品を販売店舗へ配送する仕事でした。配送ドライバーとして十分な経験を積んだ頃には、空いたシフトに入る助っ人として、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどへの配送も行うようになりました。
ちなみに私の世代は、普通自動車がそのまま中型自動車8トン限定免許になるので、その点もよかったです。もちろん最初は2トン車から始めて、慣れてきたら3トン車、4トン車とステップアップしていきました。後輩の世代では4トン車を運転するのに準中型免許を取らないとならないのですから、それを考えれば恵まれていましたね。
また「楽しかった」というと語弊があるのですが、当時の配送業務は、ドライバーが配送ルートやお店への到着時間のスケジュールを自分で組んでよいという内容でした。お店の位置や道の混雑具合などを検討して計画するのですが、自分が立てたプラン通りにピタリと仕事が終えられると達成感がありましたね。
これまで配送ドライバーとして印象に残っている仕事は、東日本大震災後に、福島への配送業務をお手伝いさせてもらったことですね。ご存知の通り、3月11日からしばらくは物流も大混乱していまして…とにかく物を運ぶという仕事が、これほどまでに求められているということを、身を持って実感できました。
なかでも特に覚えているのは、本来の発売日から1週間遅れの雑誌をお届けした時のことです。そのお届け先は福島県内ではありましたが、津波などの被害は直接受けていない、被災地からは距離のある地域でした。しかし、そうしたエリアでも物流は滞っており、1週間も遅れて届けたことに対しても、非常に感謝されたのです。この仕事をするようになってから、一番誇らしく思えた出来事でしたね。と同時に、被災地から離れたエリアでさえこうした状況なのだから、被災の中心地はどれほどの状況なのだろうと、思わずにはいられませんでした。
我社の職場の雰囲気はとてもいいと思います。その要因となっているのは、何より人間関係がいいということに尽きますね。特にドライバー同士の連帯感や気遣い、困った時にはお互いにサポートし合い助け合うという空気ができている点は、素晴らしいのではないかと思います。
私自身も未経験から配送ドライバーになったのですが、指導員さんはもちろん、先輩のドライバーさん達が本当に親身に面倒を見てくれました。それこそ、いろんな仕事が長続きしなかった私が、配送ドライバーを続けてこられたというのは、こうした皆さんの支えがあったからです。
現在はドライバーを経て配車を担当していますが、ドライバー時代の経験を活かして、現役ドライバー達がいかに仕事がしやすい状況を作ってあげられるかを、日々の目標としています。大げさな物言いですが、自分はドライバー達の命を預かっているのだということを肝に命じています。今後もそうしたマネージャーとしてのスキルを上げていき、教育面にもどんどん携わっていきたいと考えています。その一方で、現役としてドラックの運転もたまにはしてみたいと思っていて、中型8トン限定免許の限定解除に挑戦したいとも考えています。
20代の頃は、ひとつの仕事に縛られることを嫌い、職業を転々としてきたM.Yさん。しかし、やがて将来に不安を感じるようになり、安定して稼げる仕事に就きたいと考え始めた頃に縁があり、配送ドライバーとなりました。
それから勤続13年。今や配送ドライバーさんたちのシフトを管理する配車担当として活躍されています。そんなM.Yさんが、長く働き続けられている理由は、「守りたい」と思える仲間がいるから。当初は「人と接することが得意ではない」と言っていたM.Yさんが、そう思えるようになったのは、類まれな職場環境や仲間との出会いがあったからに他なりません。
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東京23区を取り囲むように配置した物流拠点(相模・府中・東久留米・所沢・戸田・浦安・船橋)による、独自の物流ネットワーク「東京包囲網」を有するNTSグループの一員。労働環境の改善に取り組み、ドライバーにとって働きやすい会社を目指している運送会社です。「家族主義」をモットーに、ドライバーひとりひとりの悩みや要望と向き合い、シフト調整や指導対応を組織全体で行っているのが特徴です。