sponsored by NTSグループ・株式会社キョウエイ
このサイトは 「NTSグループ・株式会社キョウエイ」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
このページでは、トラックドライバーとして中型免許の取得を目指す人のために、中型免許で運転できるトラックの種類や、資格取得に必要なポイントなどをまとめて解説していますので、ぜひ参考資料としてご活用ください。
中型免許制度は2007年の道路交通法改正によって誕生した免許区分であり、現在はさらに2017年の制度改正を経て運用されています。
トラックに限らず、中型免許で運転できる車両は以下の条件を満たすものとなっています。
そのため、5tトラックを運転したければ中型免許を取得することが必要です。また、一般的に中型トラックとして使われている4tトラックは、積載量が4t程度でも車両総重量が8t程度になるため、必然的に中型免許の区分に該当します。
なお、2007年6月1日までに普通免許を取得していた人の場合、中型免許(8トン限定)となっており、車両総重量が8t未満の車両であればそのまま運転することが可能です。
中型免許の取得を目指す場合、一般的には教習所に通うか、免許試験場で技能試験を受験するかのどちらかの方法が選択されます。
ただし、中型免許の取得には以下の6条件の全てを満たしていなければなりません。
特に距離感(奥行き)を見る「深視力」は普通免許にない検査項目になるため注意してください。
中型免許取得にかかる費用は、教習所へ通うのか、それとも免許試験場で技能試験を受けるのかで大きく変わります。また、教習所へ通う場合、普通免許所有者であれば20万程度が相場とされているものの、実際は地域や教習所ごとの料金設定によって必要な費用が変わります。教習所によってはキャンペーンなどを設定していることもありますが、中型免許に対応していない教習所も少なくないため事前に問い合わせておきましょう。
中型免許を取得するためには、前提として2年以上の運転歴が必要です。そのため、まだ運転免許を持っていない人がこれから中型免許を取得する場合、先に普通免許を取得するための費用がかかります。また、中型免許はMT免許となるため、AT限定免許の場合もAT限定解除の費用がかかります。
なお、すでに中型免許(8トン限定)を取得している人であれば、限定解除によって中型免許を取得できるため、普通免許の所持者よりも費用は安くなることが通常です。
中型免許の取得に使える補助金としては、例えば雇用保険へ一定期間以上加入していた人が利用できる「教育訓練給付金」があります。
その他、運送会社などであれば従業員のキャリアアップを支援する「キャリア形成促進助成金」を利用できるかも知れません。
上述した通り、中型免許の取得は、すでに受験資格の条件を満たしている人であれば教習所へ通うだけでなく試験場で直接に技能試験を受験することも可能です。ただし、中型免許の試験で使われる車両は、かつて大型免許で使用されていたサイズの車両であり、未経験の方がいきなり受験して合格することは難しいと考えられます。
そのため、現実的には教習所へ通う人が大半ですが、修了検定の回数は普通免許の場合よりも少ないためスケジュール管理に注意してください。
教習所へ通って中型免許を取得する場合、例えば中型免許(8トン限定)を所有している人であれば、技能講習5時間と修了検定を終えるだけで卒業証明書を交付してもらえます。普通免許取得者の場合、技能講習が合計14時間、学科講習が1時間となります。
ただし、教習所によっては中型免許の講習を受けられる日数や曜日が限られていることもあり、逆に合宿などで集中講習が用意されていることもあるでしょう。
中型免許の合格率は高いとされており、これまで車を運転してきた経験を十分に積んでいる人であれば基本的に取得は難しくありません。しかし、中型免許の取得では「深視力」という検査項目が追加され、それを苦手としている人もいるため事前準備が必要です。
また、AT限定免許しか持っておらず、これまでオートマ車しか運転したことのない人であれば、まずマニュアル車の運転に慣れておかなければなりません。
中型免許(8トン限定)を持っている人であれば学科教習や筆記試験が不要なので、心配する必要はありません。普通免許取得者やAT限定免許取得者の場合、それぞれ1時間もしくは4時間の学科講習と試験が必要になります。とはいえ、試験の難易度は仮免許試験と同様のレベルのため過度な不安を抱くこともないでしょう。
中型免許の実技試験では、一般的な普通免許で走ったようなコースを、より大きなサイズの車両で走行することになります。とはいえ、基本的な操作法は講習で説明してくれるため普段から運転に慣れている人であれば決して困難なものではありません。
ただし、目視で後方を確認しながら車両をバックさせて、ポールへ荷台を近づける「後進停止」については、荷台とポールの距離が「50cm以内(接触は即検定終了)」という条件があるため、慎重に運転するように注意してください。
普段から車に乗り慣れている人の中には、試験場の一発試験で合格を目指す人も少なくありません。しかし、中型免許ではマニュアル車両を運転する上、使用する車両のサイズはかつて大型免許の試験で使用されていたものです。また、後進停止のように高度な運転感覚が求められるものもあり、初めての試験場で一発合格を叶えることは難しいといえます。
加えて、試験では普段に車を運転している感覚でなく、あくまでも試験に合格できるような運転を行わなければなりません。
sponsored by
NTSグループ・
株式会社キョウエイ
東京23区を取り囲むように配置した物流拠点(相模・府中・東久留米・所沢・戸田・浦安・船橋)による、独自の物流ネットワーク「東京包囲網」を有するNTSグループの一員。労働環境の改善に取り組み、ドライバーにとって働きやすい会社を目指している運送会社です。「家族主義」をモットーに、ドライバーひとりひとりの悩みや要望と向き合い、シフト調整や指導対応を組織全体で行っているのが特徴です。